SSDの容量は何GBがいいの?答えは512GBで十分です
新しいパソコンを買いたいけど、SSDの容量は何GBがいいの?
今回はこういった疑問を解説します。
まず、結論から言えば、SSDの容量は512GBで十分です。
実際に使えるSSDの容量は若干少ない
あれ?SSDの容量が少ない・・・。
と思う方も多いです。
当然ですが、OSの仕様上、実際に使えるSSDの容量は若干少ないです。
通常、SSDの容量は以下のように計算されます。
- 1GB=1000MB=1000000KB= 1000000000B
一方、WindowsなどのOSにおける容量では、
- 1GB=1024MB=1048576KB=1073741824B
となり、正確には1024をかけて計算されます。
そのため、実際に使えるSSDの容量は、製品の仕様として表記されているSSDの容量より低くなります。
これは、
- ハードディスクドライブ(HDD)
- USBメモリ
- SDメモリーカード
など、SSD以外の外部ストレージにも当てはまります。
OSとアプリ、キャッシュで使われる容量にも注意
パソコンにもよりますが、OSやアプリで使われる容量は45~60GBですので、64GBのSSDでは非常に厳しくなります。
さらに、パソコンを使い続けていくうちにキャッシュも溜まっていくため、容量の少ないSSDでは容量不足に陥ることもあります。
当然ですが、SSDの容量が少なくなるほど、パソコンの速度も遅くなります。
そのため、ゲームやクリエイティブ作業をメインにパソコンを使う場合は、なるべく512GB以上の容量はあったほうが良いです。
SSDの容量の目安は?
SSDは容量によって価格も変わってきます。
また、SSDの寿命は3~4年と言われていますが、
- SSDの容量が少ない
- 頻繁にデータを読み書きすることが多い
という場合だと、実際よりもっと早くSSDの寿命を迎えることもあります。
そのため、普段使いであれば512GBが一番おすすめです。
64GB | 非常にオススメできない |
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128GB | ネット閲覧やSNS・メールでのやり取り程度ならOK |
256GB | 日常的な用途であればOKだが、ゲームは厳しい |
512GB | とにかくPCを快適に使いたいのであればオススメ |
1TB以上 | ゲーム・クリエイティブ作業が目的ならオススメだが、価格が高い |
64GB:非常に厳しい
先ほども書きましたが、64GBのSSDではOSとアプリだけで容量不足になってしまうことが多いです。
そのため、64GBの容量しか持たないSSDは絶対にオススメできません。
128GB:ネット閲覧やSNS・メールでのやり取り程度ならOK
128GBのSSDでは、OSとアプリで容量によって残りの容量が半分以下になるケースも多いです。
その代わり、インターネットで閲覧する、SNSやメールでやり取りする程度であれば、128GBでも大丈夫です。
256GB:日常的な用途であればOKだが、ゲームは厳しい
256GBであれば、軽い写真編集やOfficeソフトを使った作業など、日常的な用途であればまず問題ありません。
ただし、ゲームや動画編集では要注意です。
最近のゲームでは空き容量が100GB以上必要な作品もあるため、100GBの容量が必要なゲーム1本入れただけで容量不足になってしまうケースもあります。
また、動画編集については使用する素材が多くなると、容量がすぐに無くなってしまうこともあります。
空き容量が少なくなった場合は、外付けHDDにデータを移動するか、不要になったゲームや動画を削除すれば大丈夫ですが、やはり多くのゲームを遊びたい場合や、動画編集をしたい場合は512GB以上の容量があったほうが良いです。
512GB:とにかくPCを快適に使いたいのであればオススメ
日常的な用途であっても、空き容量に余裕を持たせたい時や、ゲームや動画編集をよく行う場合は、512GBの容量がオススメです。
数十GBの容量を持つゲームを数本遊びたい場合や、頻繁に画像編集や動画編集をすることが多い方、とにかくパソコンの容量に余裕を持たせたい方であれば、512GBのSSDでも問題ありません。
ただし、先ほども書きましたが、最新のゲームでは100GB以上の容量が必要な作品が多いので、512GBでも容量が足りない場合は1TB以上のSSDが搭載されているパソコンに買い替えるか、外付けHDDにデータを移動するかの2択になります。
1TB以上:ゲームやクリエイティブ制作がメインであれば選択の目安
多くのゲームを遊びたい場合や、画像や動画の加工作業などのクリエイティブ作業がメインであれば、1TB以上の容量があれば余裕です。
特に高画質のゲームで遊ぶ場合はSSDを使用した方が、ロード時間が少なくなるメリットを受けることができるので、快適にゲームを遊ぶこともできます。
HDDを搭載したパソコンでも、ゲームを遊ぶことはできます。
しかし、長時間ゲームを遊ぶ場合だと、タイムラグが原因でゲームが快適に遊べなくなることも少なくありません。
また、長時間で高画質の動画を作る場合や、動画編集時に使う素材の数によっては、1~2TBのSSDでも足りなくなる場合もあります。
SSDの容量が多くなるほど、SSD単体やパソコンの価格も高くなりますので、デュアルストレージ(SSD+HDD)搭載のパソコンか、大容量の外付けHDDなどの外部ストレージと併用することも手段に入れておきましょう。
3Dゲームや画像編集ソフト、動画編集ソフトをより快適に動かしたい場合は、SSDの容量だけでなく、
- メモリ
- CPU
- 外部GPU
などの、SSD以外のパソコンの性能も重視しておくことも検討しましょう。
▼メモリの選び方についてはこちら
≫パソコンのメモリ容量はどれがベスト?【最低でも8GBは必須】
▼CPUの選び方についてはこちら
▼外部GPUについてはこちら
まとめ
というわけで、今回は「SSDでパソコンを使用する時のオススメの容量」について解説しました。
SSDの容量やコスト面も考えれば、通常は512GBの容量でも十分です。
SSDは容量が多くなるほど価格が高くなるため、パソコンを使う用途に応じて外付けHDDと併用した方が良い場合もあります。
予算を考えた上で、パソコンの容量を選ぶようにしましょう。