
パソコンのメモリ容量はどれがベスト?【最低でも8GBは必須】


新しいパソコンを買いたいけど、メモリの容量が決まらない・・・。

迷ったら、まず以下の目安を参考にしてね!
Officeソフトでの作業やネット閲覧が中心:8GB
ゲームや画像編集をする:16GB
ゲーム実況や映像編集、3DCG制作:32GB
というわけで、今回は「パソコンのメモリ容量の目安」を中心に解説していきます。
メモリとは?
メモリとは、パソコン内部におけるデータを一時的に保存する場所を表します。
メモリ容量が多い:複数のソフトを同時に動かすことができる
メモリ容量が不足:ソフトの動きが遅くなる、パソコンがフリーズする可能性がある
メモリを作業用の机として例えると、以下のようになります。
▼メモリ4GBパソコンの場合

▼メモリ8GBパソコンの場合

以上のように、メモリ4GBと8GBではそれぞれ机の広さも違いますので、それによって作業の効率も変わってきます。

基本的にはメモリ容量が多いほど、複数ソフトを使ってもサクサクと動くよね。
オススメのメモリ容量

新しいパソコンを購入する場合は、用途に応じてメモリ容量を決めておいた方が安心です。
Officeソフトでの作業やネット閲覧が中心:8GB
ゲームや画像編集をする:16GB
ゲーム実況や映像編集、3DCG制作:32GB
では、次の項目から詳しく解説していきます。
軽作業でも8GBは必須
メモリ4GBのパソコンだと、ソフトを1つ起動しただけですぐにメモリ容量が無くなってしまいます。
したがって、
- Officeソフトで事務作業する
- インターネットでサイト閲覧をする
- メールやSNSでやり取りする
などの日常的な使い方であっても、メモリ8GBは絶対必要です。

ちなみに、Windows11のシステム要件におけるメモリ容量は4GBだよ。
ゲームやマルチタスクなど:16GB以上がオススメ
以下の用途でパソコンを使う場合は、16GB以上のメモリがオススメです。
- 3Dゲームを遊ぶ
- 複数のソフトを起動する
- 画像加工・イラスト作成
ほとんどの3Dゲームの推奨環境は8GB以上のものが多いので、16GBのパソコンであればメモリ不足を気にせず遊ぶことができます。
また、複数のソフトを同時に起動する場合や、画像・イラスト作成ソフトを使うことが多い場合、その分メモリを消費する機会が増えます。そのような場合でも、16GBのメモリを入れておくと安心です。
ゲーム実況や映像編集:32GB以上がオススメ
以下の用途でパソコンを使う場合は、メモリ16GBでは足りなくなることがあります。
- ゲーム実況の配信
- 映像編集
- 3Dモデリング制作(3DCG制作ソフトの推奨環境が16GBを超えるものが多いため)
- Adobeソフトを使用した本格的なクリエイティブ作業
そのため、ゲーム実況や映像編集、3Dモデリングの制作をする場合は、32GB以上のメモリがオススメです。
ただ、映像編集ソフトや3DCG制作ソフトは推奨環境が厳しく、メモリ容量不足を解消しても作業効率自体は改善できないこともあります。
そのため、確実に作業効率を上げたいのであれば、
- GPU(グラフィックボード)
- CPU
- SSDの規格・容量
など、メモリ以外のパーツ部分も重視しておきましょう。
メモリの増設について


パソコンで色々なソフトを使っていたらメモリ不足に陥った・・・。
メモリ増設は後からできる?

パソコンに空きスロットがあれば、後から増設することは出来るよ。
パソコンにメモリの空きスロットがある場合は、後からメモリの増設を行うことはできます。
現在のメモリ容量を確認する方法
メモリを増設する前に、現在使っているパソコンに搭載されているメモリの容量を予め確認しておきましょう。
Windows場合
- 「スタート」→「設定」マーク→「システム」→「詳細情報(Windows10)」または「バージョン情報(Windows11)」内にある「デバイスの仕様」から、メモリ(RAM)の容量を確認することができます。
macOSの場合
- 「Appleメニュー」→「このMacについて」→「概要」から、メモリの容量を確認することができます。
メモリ増設時の注意点
- ノートパソコンは基本的に増設できない
- メモリの規格や形状がマザーボードに対応しているか
- メモリとマザーボードの相性
- メモリ増設はメーカー保証対象外になることが多い
ノートパソコンは増設できない機種が多い

ノートパソコンでメモリ増設はできないの?

基本的には無理だね・・・。
ノートパソコンはメモリを増設することができない場合が多いです。
ノートパソコンはパーツを設置する部分が非常に限られるため、メモリを増設するスペース自体が限られてしまうことが多いからです。
そのため、後からメモリを増設したいと思ってもメモリの増設自体ができないため、泣き寝入りしてしまうリスクもあります。
どうしても心配であれば、新しいパソコンを買う時に最初から余裕のあるメモリ容量を選んだほうが無難です。
メモリの規格や形状がマザーボードに対応しているか
マザーボードにおけるメモリ専用のスロットの規格・形状と、メモリの規格・形状が合っていないと、メモリが認識することができません。
例えば、DDR4メモリとDDR5メモリの場合、それぞれの規格に対応したマザーボードが必要になります。
基本的に「異なるメモリの規格は、互換性が全く無い」ことを覚えた方が良いです。
メモリとマザーボードの相性
メモリの規格や形状がマザーボードと同じでも、メモリやマザーボードの組み合わせによっては、パソコンが正しく動作しないことがあります。
これは、いわゆる「メモリとマザーボードの相性問題」というもので、部品の故障ではありません。
また、メモリとマザーボードの相性問題による動作不良の場合であっても、メーカー保証期間内の無償修理やメモリ(マザーボード)の返品・交換は対象外になります。
そのため、メモリを購入する前に他の方の口コミなどをよく読んでから、メモリを購入するかどうか判断するようにしましょう。
【参考サイト】
メモリ増設は基本的にメーカー保証対象外になる
当然ですが、メモリ増設やメモリ交換などは、基本的にメーカーの保証対象外になります。
また、デスクトップパソコンでマザーボードに空きスロットがある場合でも、製品の構造によっては増設ができない場合があります。
ご自身でメモリを増設/交換する場合は自己責任でお願いします。
まとめ
今回は「パソコンのメモリ容量の目安」について解説しました。
最後に、メモリの基礎知識とメモリ容量の目安などについて簡潔にまとめます。
- メモリとは、パソコン上のデータを一時保存する机のようなもの
- 日常的な使い方でも8GBは必須
- ゲームやマルチタスク作業をしたいのであれば16GB以上が目安
- 映像編集や3Dソフトを使うのであれば32GB以上が目安
- メモリ増設は後からできるが、ノートパソコンの場合は増設できない機種が多い
- メモリ増設ができないパソコンを買う場合は、最初から余裕のあるメモリ容量を選ぶべき
参考になれば幸いです。