メダカの屋外飼育「夏の対策」【初心者でもできる】
今回は、これからメダカを飼いたい方など、初心者でも分かりやすく私流「メダカの屋外飼育『夏の対策』」をご紹介します。
合わせて、「夏の対策」を実際に検証してみた結果もご紹介します。
これからメダカを飼いたい方は、以下の記事も合わせて読んでね!
我が家の夏におけるメダカ水槽
我が家にあるガラス水槽ですが、直射日光(特に西日)が当たりやすい場所に置いてありますので、夏はどうしても水温が上がって熱くなってしまいます。
メダカの適した水温は25度前後ですので、30度以上のような水温はメダカにとっては大敵です。
2018年では夏の気温が高かった日が続いたため、水槽にいたメダカの稚魚が全滅しそうになりました。(^_^;)
そのため、今回はメダカをガラス水槽から直射日光の当たらない木の下の睡蓮蜂に移動しました。また、投げ込み式フィルターを設置し、水草もできるだけ多めに入れています。
私流!夏にメダカを飼う場合の工夫
さて、前置きが長くなりましたので、実際に我が家でやっている私流「メダカの屋外飼育『夏の対策』」を紹介したいと思います。
日除けを作るか、日陰にメダカ水槽を移動する
先ほど「我が家の夏におけるメダカ水槽」項でも書いた通り、夏は直射日光(特に西日)が当たりやすい場所ではどうしても水槽の水温が高くなりやすいです。
メダカは25度前後の水温が適していますので、日除けを作るか、日陰にメダカの水槽を移動させておきましょう。
水槽に網やすだれをかけて日除けを作ると、午後の西日に当たりにくくなり、水槽の水温が上がることも防ぐことができます。
また、朝日だけ当たる場所や、午後から日陰になる場所にメダカの水槽を設置すると、日除けを作らなくてもある程度水温の上昇を抑えることができます。
我が家では、一日中陽の当たる場所ではありませんが、それでも直射日光が当たりやすい時間帯があるので、真夏の暑さ対策としては、「すだれ」を掛けて直射日光を避けるようにしています。
水換えはこまめに行う
夏は特に水質が悪化しやすくなります。
メダカは水質に敏感な魚なので、こまめに水換えをしてメダカにストレスを与えないようにしましょう。
忙しくてどうしても水換えを行うことができない場合は、水草を多めに入れておくこともオススメします。
エアレーションを行う
また、夏は水質悪化に加えて酸欠も頻繁になりやすくなります。
エアーポンプによるエアレーションは特に効果がありますので、メダカを飼育している環境にエアーポンプが設置できるものであれば、エアーポンプを設置することをオススメします。
ちなみに、多くの水槽でメダカを飼っている場合は、ホームセンターで販売している浄化槽ブロアを使用すると効果的だよ。
「水のつぎ足し」はしない
一番気をつけたいのが、「水のつぎ足し」です。水温が高いからといって新たに水を水槽に入れてしまうと、急激な温度変化が原因でメダカにストレスを与えてしまいますので逆効果です。
「水のつぎ足し」で行っても水温がすぐに高くなってしまいますので、「水のつぎ足し」は絶対にしないようにしましょう。
以上のことを踏まえると、「その場で凌ぐ」より、水槽の設置場所を変えるなど、環境を変えた方が成功しやすくなるよ。
実際に「暑さ対策」を検証してみました
今回、屋外メダカにおける「夏の暑さ対策」で、以下の条件で検証してみました。
- 日時:2019年8月17日14時30分頃
- 天気:晴れ時々曇り
- 気温:37.7度
測定温度計:ニッソー『デジタル水温計 ND-X』
以上の条件で、屋外メダカ水槽の水温を測定していきます。
今回は、3つの睡蓮鉢、ガラス水槽、そしてバケツに汲んだ水の水温をそれぞれ測ってみました。
▼睡蓮鉢とバケツに汲んだ水
▼ガラス水槽
測定結果
測定後、以下の通りの結果になりました。
一番左の睡蓮鉢
置き場所 | 朝だけ太陽が当たる場所 |
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状態 | 網と投げ込み式ろ過装置 |
温度 | 31.6度 |
真ん中の睡蓮鉢
置き場所 | 朝だけ太陽が当たる場所 |
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状態 | すだれ&網&投げ込み式ろ過装置 |
温度 | 31.1度 |
木の下にある睡蓮鉢
置き場所 | 木の下の日陰 |
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状態 | 網と投げ込み式ろ過装置 |
温度 | 30.2度 |
ガラス水槽
置き場所 | 西日が当たる場所 |
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状態 | 周囲にすだれ&網&底面式ろ過装置 |
温度 | 32.2度 |
バケツ
置き場所 | 朝と西日が当たる場所 |
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状態 | バケツの中に汲んだ予備の水 |
温度 | 35.4度 |
検証結果
メダカは32度前後であれば元気に泳いで、餌も食べていたので、
- 水槽を直射日光が当たらない日陰に移動する
- すだれで日陰を作る
など、しっかりと夏の暑さ対策をすればメダカもストレスを与えずに済んだことが、今回の検証で改めて感じました。
まとめ
- 日除け・日陰のある場所でメダカを飼う
- 特に真夏の日は「すだれ」を掛けて直射日光を避けるようにする
- 水換えはこまめに行う
- エアレーションを行う
- 「水のつぎ足し」はしない
というわけで、今回は私流「メダカの屋外飼育『夏の対策』」を書いていきました。
上記の工夫をしっかりとすれば、夏でもメダカが元気に過ごせる環境に完成することができます。あくまでも私流ですが、今回の内容を参考になればと思います。
春 | ≫メダカの屋外飼育「春のポイント」【初心者でもわかる】 |
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夏 | メダカの屋外飼育「夏の対策」【初心者でもできる】 |
秋 | ≫メダカの屋外飼育「秋は冬の準備期間」【初心者でもわかる】 |
冬 | ≫メダカの屋外飼育「冬越しの仕方」【初心者でもわかる】 |