メダカの屋外飼育「育て方」【初心者でもできる】
今回はこれからメダカを飼いたい方や、メダカの繁殖に挑戦したい方など、初心者でも分かりやすく「屋外メダカの育て方」についてご紹介します。
私の実家にいるメダカ
最初に前置きですが、我が家にいるメダカについて簡単に説明していきます。
我が家にいるメダカは、約12年以上前に熱帯魚専門店にて『楊貴妃メダカ』という品種を約20匹購入し、お庭の大きな睡蓮鉢にメダカを入れました。
それ以降、そのメダカから生まれた子供や孫のメダカを育て続けています。
親メダカから産んだ卵が付いた水草は、手早く別の水槽に入れて子供を育てています。
私流!メダカを上手く育てる方法
それでは、私流「屋外メダカの育て方」を解説していくよ!
水槽
まずメダカを入れる水槽についてです。
メダカを飼い始めた時の初心者は、プラスチックまたはガラスの水槽にメダカを入れて育てるという方が多いです。
しかし、プラスチックやガラスの水槽だと、夏には水温が高くなってしまいます。
また、冬には冷たくなってしまいますので、私にはオススメできません。
先ほど前置きで出てきた通り、我が家では「睡蓮鉢」という水槽でメダカを飼っています。
その理由は、「睡蓮鉢」は夏になってもあまり水温が高くならないので、メダカにもストレスはかかりません。
また、「睡蓮鉢」は元々陶器であるため、メダカにとって相性の良い水槽でもあります。
その他に、メダカの子供を育成するためのガラス水槽を工夫しながら使用しています。
ガラス水槽でメダカを飼う場合は、以下の記事を読んでね!
梅雨時期で長期間雨が降る場合や、落雷や台風などの大雨が降る可能性がある場合は、必ず大きいビニール袋をかけておくようにしましょう。
やや面倒ですがこうすることで、睡蓮鉢から水が溢れたり、雨水による水質の悪化を防ぐことが出来ます。
そして、水槽を置く場所は、日が半日程度当たる場所に置きます。この時、ゴミが入らないように網をかけておくようにしましょう。ちなみに、我が家の場合、窓の網戸に使っている網の残りを再利用しています。
それでも、夏は気温が高く、水槽の水温も高くなりがちなので、すだれをかけておくようにしましょう。
水草
次に、メダカの水槽に入れる水草について。
我が家では、マツモ・ホテイソウ・ナガバオモダカの3種類の水草を水槽に入れています。
ナガバオモダカは、春になると白い花を咲かせるので、メダカの水槽に入れてもオススメな水草です。また、マツモ・ホテイソウは産卵期のメダカの卵を産み付ける場所にもなります。
ホテイソウは冬になると枯れてしまいます。ホテイソウが枯れると水質の悪化の原因となりますので、すぐに取り除きましょう。
翌年には新しいホテイソウを購入しています。
飼育水
メダカ用の飼育水は、必ず水道水を1日程度汲み置きした水を使うか、カルキ抜きを入れた水を使用しましょう(これは大事です)。
用土
メダカの水槽に入れる用土は、水草の育成の他、天敵などでメダカが驚いた時に一瞬で用土に突っ込む事もありますので、水槽に用土は入れるようにしましょう。
ちなみに、我が家のメダカの水槽では、「大磯砂」という用土を使用しています。
近所にペットショップやホームセンターがない場合、ネット通販でも入手することができるよ。ただ、砂の大きさによっては魚に傷つく場合もあるので気を付けてね。
エアーポンプ
エアーポンプは無くてもメダカは普通に飼うことができます。ただ、エアーポンプがあれば水質の管理が出来るので、メダカを多めに飼うことができ、また雨水が水槽に入ってもほぼ心配はありません。
熱帯魚専門店で販売している観賞魚用エアーポンプはほとんどが室内専用ですので、屋外では絶対にしようしないでください。
屋外用と明記されているモノを使用するようにしましょう。
我が家ではホームセンターで買った屋外設置可能の「浄化槽用ブロア」を使用しています。
「浄化槽用ブロア」からパイプ管で繋げ、そこからエアチューブで外の各水槽のフィルターなどへ繋げています。
フィルターはメンテナンスが簡単に行える「投げ込み式フィルター」を主に使用しています。
エサやり
メダカに与えるエサは、栄養バランスを考えて作られたフレークタイプの人工餌を、1日1~2回食べ残さない量を与えます。
与える回数は自由ですが、基本的に1回に与える量は十分注意しましょう。エサのやり過ぎは水質の悪化に繋がります。
メダカのエサといっても種類は様々で、人工飼料や冷凍・乾燥飼料、生き餌など色々あります。
ただ、メダカを飼い始めたばかりの初心者の場合は、栄養価が高い人工飼料を与えるのがもっとも手軽ですので、そちらをオススメします。
同じ餌を与えると栄養が偏る
メダカを飼っていると、毎日いつも同じエサを与えてしまいがちです。しかし、同じエサを長期間与え続けていると、栄養が偏り、メダカが栄養不足になってしまうこともあります。
そのため、様々な種類のエサをバランスよく与えてあげるようにしましょう。
我が家のメダカに与えているエサ
▼親メダカ専用エサ『テトラキリミン』
▼メダカの稚魚用エサ『テトラキリミンベビー』
親メダカには『テトラキリミン メダカ・川魚のえさ』、稚魚には『メダカ用テトラキリミンベビー』を与えています。いずれもコスパが良い商品です。『テトラキリミン メダカ・川魚のえさ』を稚魚に与える場合は、小さくすりつぶして与えています。
時々、イトスイ『コメット ミジンコ』も与えています。
栄養抜群のプランクトンであるミジンコを完全に水洗いして乾燥させた天然飼料です。時々グッピーに与えていますが、良く食べるのでメダカにも与えています。
グッピーも飼育していますので、グッピーのエサも時々与えています。
GEX『グッピー元気』は、小さめサイズのフレークフードで、小さな魚も食べやすい大きさですので、メダカも良く食べてくれます。
『テトラキリミン カラー』は、グアニンに加え、カロチノイドなど赤系の色揚げ効果のある成分など、計7種類の色揚げ成分を配合したメダカの色揚げ用のエサです。
色揚げ用のエサの場合、使い続けないと効果が出ませんので、しっかりと与え続けるようにします。
季節によって与える量を調整する
屋外でメダカを飼育する場合、季節によってメダカのエサを与える量を調整する必要があります。
この時、水温やメダカの数によってエサの量も変わってきますので、様子を見ながら与えるようにしましょう。
冬になり、水温が10度以下になると、メダカもほとんどエサを食べなくなります。メダカが冬眠する頃になると、エサやりは不要になります。
水換え
よく、メダカの飼育本には「数か月に1回水換えすると良い」ということが書かれています。ですが、私の場合は、ほとんど水換えは行っておりません。
なぜなら、水換えや水槽を洗うと、水質が大きく変化してしまい、メダカにとっては大きなストレスになってしまうからです。
そのため、我が家のメダカ水槽の水換えは、年に1回程度だけでも十分な水換えとなります。
まとめ
というわけで、今回は「メダカを上手く育てる方法」について書いていきました。
上記のやり方で飼育していけば、5年以上メダカを長生きさせることも出来ます。
実際、我が家のメダカの水槽ではこの方法で育てているので、今も元気で長生きしているメダカが数匹います。
今回のやり方を参考になれば嬉しいと思います。
メダカの殖やし方については、以下の記事を読んでね!
季節におけるメダカの屋外飼育については、以下の記事をそれぞれ読んでね!
季節におけるメダカの屋外飼育