Adobeソフト代わりに使える!買い切り型有料代替ソフトをご紹介
Adobeソフト『Photoshop』『Illustrator』などを利用している方は非常に多いですが、
使いやすいけど、ソフトが高い><
買い切りでもいいから、安いソフトは無いの?
と思う方も多いですよね。
そこで、今回は「Adobeソフト代わりに使える!買い切り型有料代替ソフト」を簡単に解説します。
なお、「Adobeソフトが本当に必要かどうか」と「代替ソフトのメリット・デメリット」については、以下の記事で詳しくまとめていますので、参考までにどうぞ。
≫Adobeソフトは本当に必要?【学生・DTPは絶対に必要!】
Adobeソフト代わりになる「買い切り型有料代替ソフト」
Adobeソフト代わりとして使える「買い切り型有料代替ソフト」は、主に以下のソフトがあります。
Photoshop代わりになるソフト | Affinity Photo2 CLIP STUDIO PAINT |
---|---|
Illustrator代わりになるソフト | Affinity Designer2 |
InDesign代わりになるソフト | Affinity Publisher2 |
Premiere Pro・After Effects代わりになるソフト | DaVinci Resolve Studio |
Photoshop代わりになる買い切りソフト
『Adobe Photoshop』代わりになる買い切りソフトは、
- Affinity Photo2
- CLIP STUDIO PAINT
の2つです。
Affinity Photo2
価格(税込み・通常価格時) | 10800円(PC版) 3200円(iPad版) |
---|---|
無料体験版の有無 | あり |
『Affinity Photo2』は、Serif社が開発・販売している画像編集ソフトです。
本家のPhotoshopと同等の機能を持った画像編集を行うことができ、また動作も早いので、スペックがやや低いパソコンでも難なく操作できます。
また、WindowsやMacOSの他、iPadでも使うことができるので、いつでもどこでも画像編集することができます。
CLIP STUDIO PAINT
価格(税込み・ダウンロード版) | PRO版:5000円 EX版:23000円 |
---|---|
無料体験版の有無 | あり |
『CLIP STUDIO PAINT』は、セルシスが開発・販売しているペイントソフトです。
『Affinity Photo2』と同様にフィルター機能を使って画像加工することも可能ですが、どちらかといえばイラストレーションや漫画、アニメーションの制作に特化したものとなります。
クリスタはPRO版とEX版がありますが、画像加工だけであればPRO版でも十分です。
なお、『CLIP STUDIO PAINT』は買い切り型のプランの他に、スマートフォンやタブレット端末でも使える月額プランもあります。
『CLIP STUDIO PAINT』の体験版ダウンロードや製品版の購入方法については、以下の記事をお読みください。
Illustrator代わりになる買い切りソフト
Affinity Designer
価格(税込み・通常価格時) | 10800円(PC版) 3200円(iPad版) |
---|---|
無料体験版の有無 | あり |
こちらも、『Affinity Photo2』と同様にSerif社が開発・販売しているドローソフトです。
『Affinity Photo2』と同様に、イラレ並みの機能を持った編集機能が搭載されているので、イラストレーションやアイコンの作成に便利です。
こちらもWindows・MacOSの他にiPad版もあるので、場所を選ばずに編集できます。
InDesign代わりになる買い切りソフト
Affinity Publisher2
価格(税込み・通常価格時) | 10800円(PC版) 3200円(iPad版) |
---|---|
無料体験版の有無 | あり |
これも、Serif社が開発・販売しているDTP向けのソフトです。書籍や雑誌などのレイアウトを編集することができるので、イメージとしてはInDesignに近いですね。
また、EPS形式のファイルを使うこともできます。
Premiere Pro・After Effects代わりになる買い切りソフト
DaVinci Resolve Studio
『DaVinci Resolve Studio』(価格:33,980円)では、無料版(『DaVinci Resolve』)の機能に加えて、以下の機能も使えるようになります。
- HDR画質・4K以上などの高解像度の動画編集
- 複数ユーザーと共同で編集できる機能
- FairlightFX機能に加え、ResolveFX機能が使える
- XAVCコーデックでの読み書き
- 電話、およびメールでのサポート
…etc.
補足1:Affinityソフトのメリット・デメリットについて
Affinityシリーズのソフトにおけるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | 動作が軽い UIが本家とほぼ同じ |
---|---|
デメリット | 日本語の縦書きフォントに対応していない フォント一覧の順番がバラバラ |
Affinityシリーズのソフトは、買い切り型の有料ソフトでありながら必要スペックがAdobeより少し緩いので、パソコンやソフトの設定次第では、Adobeソフトを使うのに必要な最小システム要件に満たないパソコンでも、それなりに動作することもできます。
ただ、バージョン2.xにおける必要システム要件が、以前のバージョン1より少し厳しくなったため、数年前の古いパソコンでは上手く動作しなくなる可能性もあります。
また、ユーザーインターフェースも基本的にはAdobeソフトとほぼ同じなので、無料ソフトのようにインターフェースが異なってしまう心配も少ないです。
一方、デメリットとしては「日本語の縦書きフォントに対応していない」ことと、「フォント一覧の順番がバラバラ」であることです。
縦書きフォントを使ってデザインをしたい場合だと、これがちょっとネックになってしまいますよね・・・。
縦書きの文が少なければ、一応1文字ずつ縦に並べて組み込むことも可能ですが、複数の縦書き文章を組みたい場合であれば、縦書きフォントに対応しているAdobeソフト、または『CLIP STUDIO PAINT』で作業した方が良いです。
とはいえ、私は縦書きフォントをほとんど使わないので、そこまで気にするほどはありませんが・・・。
あとはフォントを選ぶ時のフォント一覧がABCの順になっている、ということかな。
そんなわけで、「縦書きフォントを使わない」「フォント一覧の順番は気にしない」のであれば、Affinityシリーズのソフトにおけるデメリットは少ないと思います。
≫Affinity Photo – 完全な機能リスト(外部サイト)
≫Affinity Designer – 完全な機能リスト(外部サイト)
≫Affinity Publisher – 完全な機能リスト(外部サイト)
補足2:Adobeソフトで作成したファイルを代替ソフトで開くことはできる?
Adobeソフトで作成したファイルを開くことができる代替ソフトは、以下の通りです。
Adobeソフトのファイル形式 | 対応している代替ソフト |
---|---|
psdファイル | Affinity Photo2 CLIP STUDIO PAINT |
aiファイル | Affinity Designer2 Affinity Publisher2 |
idmlファイル | Affinity Publisher2 |
ただし、ソフトウェアの仕様上、Adobeソフトで表示できた編集内容が代替ソフトでは反映されないなどの問題もあります。
また、代替ソフト独自の保存形式は、Adobeソフトで開くことができません。
そのため、代替ソフトでファイルの内容を変更する場合は、事前にAdobeソフトで作成したファイルを他のフォルダーや外付けHDDなどにバックアップしておくようにしましょう。
まとめ
今回は、Adobeソフトの代わりに使える有料の買い切り型代替ソフトをご紹介しました。
いずれもAdobeソフトより安く買うことができるので、できるだけコストを抑えたい方や、ブログ運営がメインな方にはオススメです。
ただし、
- DTP関係の仕事などにおいてAdobe製品を使う企業が多い
- Adobeソフトのアップデートで、代替ソフトには無い機能が追加されることがある
などの理由で、まだまだAdobeソフトの人気は高いです。
そのことも踏まえて、代替ソフトをメインで使うか、サブのソフトとして使うかどうかを見極めながら、導入を検討していきましょう。
無料の代替ソフトを探している方は、以下の記事をお読みください。