フリー素材とは?基礎知識と商用利用OKのフリー素材サイト10選
サイトやブログ、ポスター制作などで画像やイラストを素材として使う機会は多いですが、
イラストを描くのが苦手・・・。
デザインに合う画像が無い!
と困っている方も多いですよね。
そこで役に立つのが「フリー素材」。
フリー素材って何?
商用利用できるフリー素材サイトを教えて!
ということで、今回はフリー素材の基礎知識を分かりやすく解説していきます。
また、商用利用ができるフリー素材サイト10選も合わせてご紹介します。
フリー素材とは?
フリー素材とは、以下の定義を表します。
- 著作権切れ、もしくは著作権を放棄した画像のこと
- 著作権を放棄してないが、一定条件内であれば自由に使える画像のこと
ほとんどのフリー素材サイトでは、「著作権を放棄してないが、一定条件内であれば自由に使える画像のこと」の意味に該当します。
サイトやブログのアイキャッチに合う画像やイラストがたくさん公開されているので、「パパっとアイキャッチ画像を作りたい!」という方にもオススメです。
類似する用語
フリー素材とは似た用語に、以下の3つの用語があります。
- ロイヤリティフリー
- クリエイティブコモンズ
- パブリックドメイン
ロイヤリティフリー
あらかじめ決められた目的や期間内であれば、1回の購入だけで追加料金がかからずに使用できる画像のこと。
クリエイティブコモンズ
著作物を正しく利用するために、「作品を公開している著作者が指定した条件を厳守していれば、その作品を再利用しても構わない」という意思表示のこと。
クリエイティブコモンズは、その作品を使用する際の条件を以下のように設定できる。
- 表示・・・著作者名の記述をすること
- 非営利・・・商用利用で使用しないこと
- 改変禁止・・・作品の改変を行わないこと
- 継承・・・元の作品に掲示された条件を変えないで公開すること
パブリックドメイン
その著作物の著作権がすでに切れている状態。また、著作者が自ら著作権を放棄した著作物のこと。
フリー素材を使うメリット・デメリット
次に、「フリー素材を使うメリット・デメリット」について簡単にまとめてみました。
メリット
- 誰でも自由に使える
- 多くの素材が公開されている
- 一定の条件を満たせば無料で使える
- 多くの素材サイトが商用利用や画像加工を許可している
デメリット
- 他の人が使っているフリー素材と被りやすい
- 一部有料で販売されているものもある
- 一部商用利用や加工を認めていない素材サイトもある
フリー素材を使用する際の注意点
フリー素材を使用する際は、以下の注意点を守る必要があります。
- クレジット表記が必要か?
- 画像加工しても大丈夫か?
- 商用利用は可能か?
また、人物写真を使う場合は、
- モデルの名誉を損なうような内容はダメ
- 人物写真をイメージキャラクターに使ってはいけない
- 人物写真の名前変更や、口コミや体験談の一人として使ってはいけない
なども気を付けなければいけません。
詳しくは、以下の記事を読んでね!
商用利用できるフリー素材サイト10選
最後に、商用利用できるフリー素材サイト10選(無料6選・有料4選)をご紹介します。参考までにどうぞ。
いずれも商用利用可能で、かつ画像加工ができるサイトを紹介しているよ!
無料で使える素材サイト
ぱくたそ
サイト名 | ぱくたそ |
---|---|
運営者 | すしぱく |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 不要だが、表記した方がオススメ |
URL | https://www.pakutaso.com/ |
基本的に会員登録なしですぐに使えるフリー素材サイトです。3万点以上の画像素材を無料でダウンロードすることができます。もちろん、人物画像も豊富にあります。
Pixabay
サイト名 | Pixabay |
---|---|
運営者 | Pixabay |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 不要 |
URL | https://pixabay.com/ja/ |
1800万点以上の多くパブリックドメイン画像が公開されているフリー素材サイトです。
会員登録なしでも無料のパブリックドメイン画像をダウンロードすることはできますが、アカウント登録することで画像の投稿や、パブリックドメイン画像のお気に入り登録など、様々な便利機能を使うこともできます。
一部画像は広告として有料素材サイトへのリンクが貼られている場合があります。
そのため、あくまでも「基本利用は無料」と考えておくと良いです。
いらすとや
サイト名 | いらすとや |
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運営者 | みふねたかし |
商用利用 | 可能だが、念のため「ご利用について」「よくあるご質問」(いずれも外部サイト)を確認すること |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 不要 |
URL | https://www.irasutoya.com/ |
街中のどこかでも見たことのある「いらすとや」の可愛いイラストをご存じかと思いますが、これも基本的には商用利用できます。
ただし、注意点として、商用利用において無料で使える素材の数は20点までで、それ以上使う場合は有料になってしまいます。
「じゃあ、ブログでも素材は20点しか使えないのでは・・・?」と思うかもしれませんが、公式サイトのよくある質問に、以下の質問内容がありましたので引用します。
ウェブサイトで利用する場合1サイトにつき20点までですか?
一般的な企業のホームページや情報をまとめたサイトのように制作後に大きな変化のないサイトについては1サイトにつき20点までとなっております。
商用のサイトであっても、宣伝以外のユーザーにとって有益なオリジナルのコンテンツが追加され続けるサイトの場合は、1記事ごとに20点までご利用いただけます。ただし無料で閲覧できるオープンなサイトに限ります。
(後略)
簡単にまとめると以下の通りです。
- ミニサイトなど、ほとんど更新されないサイト:1サイトに付き20点まで
- 個人ブログなど、頻繁に更新されるサイト:1記事に付き20点まで(無料で公開されている場合のみ)
- 頻繁に更新されているサイトであっても、(会員限定記事など)閲覧が限定されているサイト:1サイトに付き20点まで?
FLAT ICON DESIGN
サイト名 | FLAT ICON DESIGN |
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運営者 | TopeconHeroes |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 不要 |
URL | http://flat-icon-design.com/ |
TopeconHeroesさんが運営しているフリー素材サイトです。様々なフラットデザインのイラストが公開されており、またイラストごとに色違いもあります。
基本的にクレジット無し・改変可能・商用利用可能で使うことができます。
Flode illustration
サイト名 | Flode illustration |
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運営者 | TopeconHeroes |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 不要 |
URL | http://flode-design.com/ |
こちらもTopeconHeroesさんが運営しているフリー素材サイトです。様々な花や植物のイラストがクレジット無し・改変可能・商用利用可能で使用できます。
ICOOON MONO
サイト名 | ICOOON MONO |
---|---|
運営者 | TopeconHeroes |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 不要 |
URL | https://icooon-mono.com/ |
こちらもTopeconHeroesさんが運営しているフリー素材サイトです。6千種類以上のシンプルなモノクロのアイコンのイラストが公開されています。
これらも、クレジット無し・改変可能・商用利用可能で素材を使うことができます。
有料のロイヤリティフリー素材サイト
無料のフリー素材サイトだけでは物足りない場合は、有料で購入できるロイヤリティフリー画像のサイトも合わせて利用すると便利です。
ただし、有料のロイヤリティフリー素材サイトから購入した画像を使用する際、クレジット表記が必要の場合が多いで、必ず利用規約を確認しよう。
PIXTA
サイト名 | PIXTA |
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運営者 | ピクスタ株式会社 |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 原則必要 |
URL | https://pixta.jp/ |
個人・法人問わず多くの方が利用されている、国内最大級の有料素材サイトです。約5000万点以上の写真・イラスト・動画などが公開されており、無料のフリー素材サイトにはないクオリティな画像を探すことができます。
ユーザーアップロード型の有料素材サイトですが、厳格な審査を経て合格した画像・イラスト・動画などの素材が公開されるので、安心して利用することができます。
アマナイメージズ
サイト名 | アマナイメージズ |
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運営者 | アマナイメージズ |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 原則必要 |
URL | https://amanaimages.com |
PIXTAと同様に国内で運営されている有料素材サイトです。
料金は他の有料素材サイトよりかなり高い(sサイズ画像の価格:3300円~)ですが、国内外の多くの企業においてアマナイメージズの画像素材が使われているほど人気が高いので、それほど損することはないでしょう。
人物写真のほか、報道写真や美術品の写真など数多くのジャンルの画像が公開されています。
Getty Images
サイト名 | Getty Images |
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運営者 | Getty Images |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 原則必要 |
URL | https://www.gettyimages.co.jp |
アメリカに本社を置いている有料素材サイトです。
人物写真(特に有名人や著名人の写真)や報道写真など、世界中のプロ写真家が撮影した画像素材が3億点以上公開されています。
Adobe Stock(旧:Fotolia)
サイト名 | Adobe Stock |
---|---|
運営者 | Adobe |
商用利用 | 可能 |
画像加工 | 可能 |
クレジット表記の有無 | 原則必要 |
URL | https://stock.adobe.com/jp/ |
Adobeが運営している「Adobe Stock」は、数千点以上の画像やイラストなどを利用することができます。
『Adobe Creative Cloud』のデスクトップアプリケーションにも組み込まれているため、Photoshopやillustratorなどに使う画像素材のために、「Adobe Stock」から探して画像素材を購入し、即時ダウンロード&使用することができます。
また、2020年10月より、約7万点の画像を無料でダウンロードすることができます。
※「Adobe Stock」を利用するには、Adobeアカウントが必要です。
まとめ
というわけで、今回は「フリー素材の基礎知識と、商用利用OKのフリー素材サイト10選」をご紹介しました。
多くのフリー素材は「著作権を放棄してないが、一定条件内であれば自由に使える画像」です。
そのため、ブログやサイト、SNSなどでフリー素材を使う際は、必ず利用規約をよく読んでから利用するようにしましょう。
ただ、無料素材サイトや有料素材サイトで探しても、お目当ての写真やイラストが見つからないこともあります。
また、無料/有料の素材サイトに公開されている写真やイラストの中には、使用時に注意が必要な写真やイラストも存在します。
「ブログやSNSで使いたい画像素材が無い!」という場合は、自分で写真撮影するか、自分でイラストを描くことも考慮しておきましょう。
≫面倒だが、ブログで使う画像は自分で撮影/作成した方がいい理由