画像素材サイトにて、画像に透かしが入っている理由【知らないと危険】
画像素材サイトにて、ウォーターマーク(透かし)入り画像を見たことは多いです。
でも、画像にウォーターマークが入っている理由が分からない方も多いですよね。
今回は、その理由について解説していきます。
理由:不正使用の防止のため
画像素材サイトにて、ウォーターマーク入りの画像が公開されている理由は、ズバリ「画像の不正使用防止のため」です。
画像素材サイトに公開されている多くの画像の著作権は、画像を公開した撮影者や運営者などに帰属されています。
そこで、公開されている画像が無断で複製・転載されないように、予めウォーターマーク入りの画像を公開しているからです。
また、画像素材を使用/購入したい方向けに、ウォーターマーク入り画像のカンプデータを配布しているサイトもあります。
これは、レイアウトや画像の確認のためにカンプデータを使用し、問題が無ければ画像の購入/ダウンロードして、初めてウォーターマーク無しの画像を使うことができるようになります。
カンプデータとは?
カンプデータとは、レイアウト構成やコンテンツ表示の確認の目的だけで使える、ウォーターマーク入り画像のことを表します。
本番用のウォーターマーク無しの画像を購入する前に、その画像がレイアウトに合うかどうか確かめるため、サンプル用のカンプデータをダウンロードして確認することができます。
あくまでも確認用ですので、画像素材として使うことはできません。
注意事項
残念ながら、画像素材サイトで表示されているウォーターマーク入り画像をそのまま使うなど、不正利用が後を絶ちません。
ここでは、ウォーターマーク入り画像において、特に注意したい点について解説していきます。
ウォーターマーク入り画像を画像素材として使ってはダメ!
ウォーターマーク入り画像はあくまでも確認用や不正防止の為ですので、画像素材として使うことはできません。
「画像に透かしが入っているものは無料で使えるのでは?」と勘違いしている方もいますが、画像にウォーターマークが入っている理由は、著作権保護や不正使用防止、画像データの確認の為であるからです。
そのため、ウォーターマーク入り画像を無料で使うことはできません。
画像素材を購入することで、ウォーターマーク無しの画像を画像素材として使えるようになります。
画像に入っているウォーターマークの削除はNG!
ウォーターマーク入りのカンプデータやサムネイルなどの見本画像をそのまま使ったり、見本画像に入っているウォーターマークを削除して使うことは、画像素材サイトの利用規約などに違反しますので絶対にしてはいけません。
残念ながら、ネット上では画像に入ったウォーターマークを消すアプリやソフトウェアが多数公開されており、さらにはウォーターマークを消す方法が公開されている等、不正行為が後を絶ちません。
画像に入っているウォーターマークを消す行為は、利用規約や著作権に違反となり、使用差し止めや違約金請求など、法的措置に問われてしまう恐れもあります。
▼PIXTAの利用規約第1条4項より。
本サービスにおいて提供するカンプデータは、透かしの有無を問わず、レイアウトや構成の確認等コンテンツの使用に先立つ準備を目的にのみ使用できます。カンプデータに埋め込まれた透かしは、当社の承諾なく削除することはできません。また、カンプデータをコンテンツの使用に先立つ準備という目的を超えて使用した場合、利用規約違反及び著作権侵害となり、使用の差止め、違約金又は損害賠償請求等の対象となります。
画像素材の不正利用は絶対にダメだよ!
まとめ
というわけで、今回は「画像素材サイトにて、画像にウォーターマークが入っている理由」について解説しました。
画像素材サイトに公開されている画像素材は、全て撮影者が1枚ずつ込めて撮影した写真です。
ルールとマナーを守った上で、使いたい画像は必ず購入するようにしましょう。
その他、画像素材サイトにて公開されている画像素材を使用する際の注意点は、以下の記事を読んでね!