小型外部式フィルターのメンテナンス回数を減らすには?
外部フィルターのろ過材が汚れてきた。でも、メンテナンスが面倒・・・。
小型外部フィルターのメンテナンス回数を減らすにはどう工夫すればいいの?
こんな悩み、ありませんか?
グッピーに限らず熱帯魚などの水槽をキレイに維持するためには、外部フィルターのメンテナンスがとても重要な作業です。
しかし、
自分は毎回メンテが面倒なので、できればやりたくない!
と毎回思いますよね?
そこで今回は、「小型外部フィルターのメンテナンス回数減らす方法」についてご紹介いたします。
『テトラ オートパワーフィルター』ろ過材構成
1.生物ろ過
リング状ろ過材、またはボール状ろ過材にバクテリアを繁殖させ、バクテリアの働きにより有害物質を無害化・・・半永久的に使用可能
2.化学ろ過
活性炭、ゼオライトに有害物質を吸着させる・・・寿命は約1ヵ月
3.物理ろ過
粗目スポンジフィルターでおおきなゴミを取る・・・半永久的に使用可能
ウールマットで小さなごみを取る・・・目詰まりしやすい
ろ過材で重要なのは?
最も重要なのは「生物ろ過」です。
物理ろ過と化学ろ過はあくまで補助的な使い方をしますので、生物ろ過用のろ材を一番多い割合で構成します。
生物ろ過に特化した組み合わせを
目詰まりするウールマットと寿命が短い活性炭は外部式フィルターと相性が悪いので、生物ろ過だけを入れ生物ろ過専用として使用します。
ろ過材選び
リング状の多孔質のろ材を選択します。
粒状よりもリング状の方が通水性を確保できます。
多孔質のろ材(表面に細かい穴が開いているろ材)が、通常のろ材よりも多くのバクテリアが定着し、高い生物ろ過が期待できます。
現在使用しているろ材に、追加ろ材として『マツダ バイオミニリング セラミック 多孔質ろ過材500ml』を購入しました。
吸水口にストレーナースポンジを取り付ける
吸水口にストレーナースポンジは、外部式フィルターのメンテナンス頻度を下げてくれる役目があります。
スポンジフィルターは意外と大きくて存在感はあり、付けていない方も多くいますが、私はストレーナースポンジを付ける派で現在も設置しています。
『テトラ ストレーナースポンジP-1』は細目タイプなので、ゴミがかなり取れますが、マメな洗浄が必要になります。
活性炭の取り付け方法
私の場合は投げ込みフィルターを併用していますので、そのまま継続使用とします。
今度交換するろ材は「活性炭」→「ゼオライト&活性炭」にします。
▼ジェックス『ロカボーイ』
ゼオライト:水中のアンモニアなどの成分を吸着できる素材
活性炭:水中内のアンモニアは吸着しない、白ニゴリ・悪臭を吸着する
▼ネットを購入しましたが、小型フィルターにはネットがでかすぎでした!!
「排水口用水切りネット」は破れてしまいました。
100均洗濯ネットやタマネギネット方が代用できそうですね。
ろ過材をネットに入れるメリットデメリット
ろ過材に入れるメリット・デメリットってあるの?
「ろ過材をネットに入れるメリット・デメリット」は以下の通りだよ。
メリット
ネットにろ過材が入っていれば、ネットごと取り出すことで、すぐにろ過材を洗うことができます。
デメリット
ネットの分、ろ過材の量が減ってしまいます。
ろ過材のセット手順
実際に、リング状のろ過材を『テトラ オートパワーフィルター』に入れてセットしてみました。
▼1週間前には水槽の清掃、水換えを行います。
ろ過材とネットは水道水でよく洗い、バクテリアが少しでも定着するように水槽へ入れておきます。
▼フィルター中のろ過材、ウールマット汚れていませんね。。。
テトラのストレーナースポンジで、小さなゴミもきっちりキャッチできているようですね。
今までも水槽の水質も安定していて、特に問題はありませんでした。
さて、いよいよ新しいろ過材をセットします。
まず、ウールマットと活性炭、ブラックスポンジを取り除きます。
次に、使用していたリングろ過材は「取り分けた飼育水で軽くモミ洗い」し、再利用します。
新しいろ過材も追加しました。
ろ過材ネット「排水口用水切りネット」については、ろ過槽に入れたときに破れてしまいましたので使用しませんでした。
▼コリドラス+グッピーの稚魚水槽
メーカー取扱説明書には使用上の注意として「専用交換ろ過材適合機種以外のフィルターには使用しないでください」と書かれていますので、改造する場合はすべて自己責任でお願いします。
まとめ
普段のメンテナンスは、
- 吸水口のストレーナースポンジを水換え時:飼育水で軽くモミ洗いする
- ロカボーイのブクブクの勢いが落ちてきた:『ゼオライト+活性炭マット』を交換する
以上の2つだけで、小型外部式フィルター内部のメンテナンスについては、水の流れが弱くならない限り必要なくなります。
『テトラ オートパワーフィルターAX45plus』は、幅45×奥30×高30の水槽に2018年から使用をしています。
本体の下には水漏れしたときの保険として100均トレイを設置していますが、2022年3月時点では水漏れなどの問題は特にありません。念のため、予備品としてふたのパッキンは準備しています。
ろ過材が500mlから1リットルに倍増となり、能力アップについても期待できそうですね。