大晦日とは?年越しそばを食べる由来などを解説
今回は、「大晦日とは?年越しそばを食べる由来など」を解説していきます。
大晦日とは
大晦日とは、その名の通り1年の最後の日であることを指します。
昔は、月の最後の日を「晦日」と呼ばれており、「大晦日」は1年の最後の日を迎えることから、そう呼ばれていました。
除夜の鐘とは?
また、大晦日から新年にあたる元旦にかけて、お寺付近では「除夜の鐘」が鳴ります。
除夜の鐘は、古い年が過ぎ去り、新しい年を迎える日を「除日」と呼ばれ、その日の夜に当たることから「除夜」に変化した、ということが由来となっています。
除夜の鐘は108回鳴ることはご存じの通りですが、有力な一説によると人間の煩悩の数が108ある、ということが鐘のなる回数の由来となっています。
実際における除夜の鐘は、大晦日の夜に107回鳴り、最後の1回だけ新年の元旦に変わった直後に鳴ります。
年越しそばとは?
年越しそばとは、年越しの前に食べるお蕎麦のことです。
食べるタイミングは地域にもよりますが、大半は夕食~年が明ける前に食べることが多いです。
大晦日に年越しそばを食べる由来は、主に2つあります。
- 健康長寿を祈ること
- 1年の災いを断ち切り、新たな年を清らかに迎えられるように祈ること
1つ目の「健康長寿を祈る」ことは、蕎麦に使われる麺が細いので、「細く、長く生きていられるように」という願いをこめて食べること。
そして、2つ目は他の麺より切れやすいことから「災いを断ち切る」ということが、年越しそばの由来となっています。
大晦日にやってはいけないこと
当然ですが、大晦日は「1年の最後の日」であるため、「大晦日にやってはいけないこと」があります。
正月飾りをする
大晦日にしめ飾りや鏡餅などの正月飾りをすることは「一夜飾り」と呼ばれ、年神様から見れば大変失礼な行為に当たります。
おせち料理を作る
これも、年神様に対しては「その家庭が正月の準備を済ませていない」と分かってしまい、大変失礼な行為に当たります。おせち料理を作るのは大変だと思いますが、遅くても30日までには完成したほうが良いでしょう。
その他にも「大晦日に餅つきをする」という行為も、年末年始における「慌ただしい」という行為に繋がるため、避けたほうが良いです。
まとめ
大晦日は、昔でいう「晦日」から由来しており、1年の最後の日に当たります。また、大晦日にもやってはいけないルールがあります。ルールとマナーを守り、気持ちよく新たな年を迎えるようにしましょう。