一眼レフで月をキレイに撮る方法【初心者でも分かる】
「月をキレイに撮りたい!」と思って夜の月を撮影しても、カメラで撮った月の写真が残念な「白い月」になってしまったことはありませんか?
今回は、「デジタル一眼レフカメラで月をキレイに撮る方法」について解説していきます。
※本記事では一眼レフカメラで月を撮る方法について書いていますが、マニュアルモード対応のコンパクトデジタルカメラでもOKです。
スマホの場合は、以下の記事を読んでね!
AUTOモードだと、真っ白な月になってしまう
ほとんどのカメラは、風景やシーンに合わせてカメラが自動的に最適化してくれるAUTOモードがあります。
しかし、AUTOモードだけで、どんなものでもキレイに撮れることはありません。
▼AUTOモードで夜の月を撮ろうとすると、以下のように残念な「白い月」になってしまいます・・・(私も、何度も失敗したことがありました)。
ですから、キレイなお月様を撮る場合は、AUTOモードではなく、マニュアルモードで撮影することになります。
月をキレイに撮る方法
先ほど解説した通り、月をキレイに撮影する場合はマニュアルモードで撮ることになりますが、設定するのは「シャッタースピード」「ISO」「絞り値」の3つだけです。
以下の目安を参考に設定すれば、キレイなお月様を撮ることができます。
マニュアルモードにおける目安設定
- シャッタースピード:1/100~800秒
- ISO:200~400
- 絞り値:10~13
シャッタースピードは1/100~800秒が目安
シャッタースピードが遅すぎると、残念な白い月が撮れてしまう原因になりますので、シャッタースピードは1/100~800秒を目安に上げておくようにします。
ISOは200~400が目安
ISOは光を取る能力を表しているため、数値が高いほどシャッター速度を速めることができます。
ISOを上げることで、夜の風景を撮影する時にフラッシュ無しで明るく撮影することができ、手ブレを少なくすることもできます。
ただし、ISOを上げ過ぎると、写真を撮った時にザラ付きができてしまうことがありますので、値は200~400を目安に調整した方が良いでしょう。
絞り値は10~13が目安
絞り値は、レンズに入る光の量のことを言います。
月の写真を撮る場合、目安としては、10~13が良いでしょう。
お好みに合わせてホワイトバランスを変える
ここまでキレイに撮れるようになったら、あとはお好みに合わせてホワイトバランスを変えて月を撮影しましょう。
青く見えるような月を撮影したい・・・電球色(白熱電球)
ほのかな黄色(オレンジ色)の月を撮影したい・・・太陽光
白っぽい月をキレイに撮りたい・・・AWB(オートホワイトバランス)
▼シャッタースピード1/100秒、ISO400、絞り値13、ホワイトバランスを「太陽光」に設定した場合
上手くキレイに撮れたかな?
満月をキレイに撮れたら、半月などにも挑戦!
満月を上手く撮影出来たら、満月だけでなく、半月や三日月などの撮影にもチャレンジしてみましょう。
▼半月を上手く撮影出来れば、月のクレーターもハッキリと見えます。
まとめ
というわけで、今回は「デジタル一眼レフカメラで月をキレイに撮る方法」について解説しました。
マニュアルモードで「シャッタースピード」「ISO」「絞り値」の3つを設定することにより、キレイな月を上手く撮ることができます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。