大学卒業式に袴を着る女子学生が多い理由を解説!
3月は桜の季節。つまり、出会いと別れの季節です。この時期は学校の卒業式などで、新たな門出を迎える方々も多いと思います。
その中で、大学の卒業式を迎えるにあたり、袴を着る予定の女子学生も多いですよね。
今回は、「大学卒業式に袴を着る女子学生が多い理由」を、分かりやすく解説していきます。
まず、結論を簡単に言いますと、
- 昔は身分の高い女性が着る服装だった
- 明治時代では女子学生の制服として親しまれていた
- (現在では)卒業式など晴れ舞台に着る服装であるから
などが理由として挙げられるそうです。
そもそも、袴はいつ頃から登場した?
そもそも、袴とはいつ頃から着られるようになったのでしょうか。
袴は古墳時代から存在しており、平安時代になると宮中の女官の服装として親しまれていました。
明治時代になると東京の各地に学校が作られ、当時の女子学生の服装として少しずつ定着していきます。
しかし、大正時代に入ると洋服が普及し、それに伴って学校から袴が消えてしまいます。そのため、大学卒業式の服装へと変化し、今に至っています。
卒業式で袴を着る理由とは?
では、卒業式は袴、スーツのどちらかを着ることが多いのか、調べてみました。
Q.卒業式は袴とスーツどちらを着る予定ですか?
袴……86人(74.8%)
スーツ……29人(25.2%)
上記は2015年2月当時のデータですが、卒業式に袴を着る方は多いようです。
また、袴を選んだ理由によると、
- 一生に一度しか着られないと思うから
- 晴れ舞台であるから
- レトロを感じられる
など、様々な理由が挙げられます。
卒業式の袴は成人式の振袖と同様、一生に一度しかない特別感があるからこそ、袴を着る方が多いんだね。
まとめ
というわけで、今回は「大学卒業式に袴を着る女子学生が多い理由」を解説していきました。
現代の袴は、昔とは違って「晴れの舞台に着るもの」や、「一生に一度しかない」というものが定着しているそうです。
また、昔は身分の高い女性が着た服装であり、明治時代における女子学生の制服であったことから、その名残があると考えられます。
大学の卒業式は一生に一度しかない、特別な晴れ舞台ですから、悔いのないように良い思い出を作りたいですね。(*^_^*)