InkscapeとAffinity Designer 2の違いを4つの点で解説!
『Adobe Illustrator』の代替ソフトとして注目を集めている『Inkscape』と『Affinity Designer 2』。
どちらも動作はサクサクと動きますが、使いやすさやCMYKが使えるかどうかなどに違いがあります。
今回は、この2つの違いについて、4つの点で解説していきます。
InkscapeとAffinity Designer 2の違い
『Inkscape』と『Affinity Designer 2』の違いは、
- 価格
- ユーザーインターフェース
- CMYKカラーで出力できるか
- 使い方ガイドは豊富か
の4点です。
価格
有料ソフトの『Affinity Designer 2』の価格は10800円(税込み・通常価格)ですが、1回買い切りなので、実質的にイラレより安く使うことができます。
これに対して、『Inkscape』は無料で使うことができます。
ユーザーインターフェース
『Inkscape』と『Affinity Designer 2』のユーザーインターフェースの違いは、それぞれ以下の通りとなります。
▼『Inkscape』
『Inkscape』は、色のスウォッチが下に設置されている、日本語フォントの順番がバラバラなど、時間をかけて操作しないと慣れない部分が多いようです。
▼『Affinity Designer 2』
これに対し、『Affinity Designer 2』は、イラレとほぼ同じ感覚で操作できます。
ただし、『Inkscape』と同様に日本語フォントの順番がバラバラであること等、細かい部分でイラレと少し異なる所もあるので、やはりある程度の慣れは必要です。
CMYKカラーで出力できるか
『Inkscape』は基本的にRGBカラーのみ対応となりますので、CMYKカラーは使えません。
これに対し、『Affinity Designer 2』はCMYKカラーを使うことができます。
使い方ガイドは豊富か
『Affinity Designer 2』・『Inkscape』共に、ネット上などでユーザーによる使い方のブログや動画などが掲載されていますので、そちらから使い方を学ぶことができます。
『Inkscape』は本も出版されているので、本を見ながら学ぶこともできます。
まとめ
『Affinity Designer 2』と『Inkscape』の違いについて解説しました。
両者ともイラレの代替ソフトとして注目を集めており、メインやサブのソフトとして併用する方も少なくありません。
しかし、DTPなどの印刷関連の仕事では、未だにイラレ入稿が圧倒的に多いです。一方、コストを抑えたい方や、ブログ更新などで作業する場合は、代替ソフトでも十分に使えます。
今回の記事が参考になればと思います。