
自分のパソコンがあれば、WordPressをパソコンにインストールして、自分だけのローカル環境を作ることができます。
今回は、「MAMPでWordPressローカル環境を構築する方法」を、初心者でもわかりやすく解説していきます。

WordPressでプラグインやテーマを自分で作りたい方は、先にローカル環境を作ってね!
ローカル環境とは?
ローカル環境とは、その名の通り自分のパソコンに構築する環境のことを指します。これに対し、レンタルサーバーなどで公開されているサイトを本番環境と呼ばれます。
MAMPでローカル環境を構築する方法
Windows10でローカル環境の構築方法を解説していきますが、MacOS版でも操作はほぼ同じです。

MAMPのダウンロードから初期設定まではほぼ英語表示だけど、操作は簡単なので焦らなくても大丈夫だよ!
MAMPのダウンロード&インストール
1.MAMPの公式サイトにアクセスし、「Downloads」をクリックします。

MAMP公式サイト:https://www.mamp.info/en/
2.MAMPのダウンロードページ画面で、自分のパソコンと同じOSのバージョンのMAMPを選択してダウンロードします。
※2020年6月現在では、以下のバージョンがダウンロードできます。
Windows:4.2.0バージョン
MacOS:5.7バージョン
3.ダウンロードしたインストーラをクリックすると、以下の画面が表示されるので「Next」をクリックします。

4.インストールオプションが表示されます。今回は無料版のみインストールしますので、チェックは全て外しておきます。

5.利用規約画面が表示されますので、内容をよく読んだら「I accept the agreement(利用規約に同意します)」を選択し、「Next」をクリックします。

6.インストール先のフォルダが表示されます。基本的に設定する必要はありませんので、「Next」をクリックします。

7.プログラム名の設定画面が表示されます。これもそのままで大丈夫ですので、「Next」をクリックします。

8.ショートカットアイコンを作成するかどうか尋ねられます。作成したい場合はそのまま「Next」をクリックします。

9.確認画面が表示され、問題が無ければ「Install」をクリックすればインストール開始です。

10.インストール完了後、以下の画面が表示されます。「Finish」をクリックすれば、MAMPのインストールは完了です。

MAMPの初期設定&データベース作成

続いて、MAMPの初期設定とデータベースの作成を行うよ!
1.MAMPをクリックして開きます。

2.MAMPが起動します。


MAMPのサーバーが起動した場合は、「Stop Servers」をクリックしてサーバーを一旦停止しよう。

3.ツールバーから「MAMP」→「Preferences」をクリックします。

4.MAMPの設定画面が表示されます。
設定画面では、以下の項目(タブ)が表示されます。
- Start/Stop
- Ports
- PHP
- Web Server
- MySQL
- Cloud
Start/Stop
MAMPの起動時・停止時を設定する画面です。
「Start Servers when starting MAMP」は、起動と同時にMAMPのサーバーに接続するかどうか設定できるため、チェックマークはそのままにしておくと楽です。
初心者の方は、以下の画像のように設定しておく方がオススメです。

Ports
特定のポートを設定する項目です。
初期設定では以下のような画面になっています。

これを、以下のように設定しておきます。
- Apache:80→8888に変更
- Nginx:80→7888に変更
- MySQL:変更なし

PHP
PHPの設定画面です。
Windows版における初期設定では、PHPのバージョンが7.4.1となっています。

これをPHP7.3.7に変更します。

Web Server
Webサーバーの種類、およびルートフォルダの設定をする項目です。

特に設定する必要の無い項目
- MySQL:現在のMySQLバージョンが表示されます。特に設定する必要はありません。

- Cloud:ファイル共有を行うかどうかを設定する機能です。特に設定する必要はありません。

5.一通り設定したら、「OK」をクリックして設定を保存します。
6.「Start Servers」をクリックし、サーバーを起動します。

7.「Open WebStart page」をクリックし、WebStartページを開きます。

8.MySQL項目にある「phpMyAdmin」をクリックします。

9.「Databases」をクリックします。

10.「Databases name」ボックス欄に英文字で好きな名前を入力します。
今回は例として、「wordpress」と入れてみます。

11.「Create」をクリックしたら、データベースの作成は完了です!


あとは、WebStartページを閉じれば、準備完了だよ!
WordPressのインストール

いよいよWordPressのインストールを行うよ!
1.WordPressの公式サイトにアクセスします。
WordPress公式サイト:https://ja.wordpress.org/
2.「WordPressを入手」をクリックします。

3.ダウンロードページで「WordPressX.X(バージョン名)をダウンロード」をクリックします。

4.ダウンロードしたZIPフォルダを解凍して出てきた「wordpress」フォルダを、「MAMP」フォルダ内に含まれる「htdocs」フォルダの中に入れます。

5.ブラウザのアドレスバーに、以下のアドレスを入力します。
http://localhost:8888/wordpress
6.以下の画面が表示されます。内容を確認してから「さあ、始めましょう!」をクリックします。

7.データベース接続の設定画面が表示されます。
以下の必要事項を入力し、「送信」をクリックします。
データベース名:wordpress
ユーザー名:root
パスワード:root
データベースのホスト名:localhost
テーブル接頭辞:wp_

8.以下の画面が表示されたら、「インストール実行」をクリックします。

9.「ようこそ」画面が表示されます。
必要事項をすべて入力し、「WordPressをインストール」をクリックします。


念のため、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックマークを入れてね。
10.下の画面が表示されたら、「ログイン」をクリックします。

11.ログイン画面で、「ようこそ」画面で先ほど設定したユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。

12.ダッシュボード画面が表示されたら、完了です。お疲れさまでした!

まとめ
というわけで、今回は「MAMPでWordPressローカル環境を構築する方法」でした。
ローカル環境では、レンタルサーバーに公開する前に自分のパソコンなどで動作確認をするための仮想環境となります。
また、オフラインでもWordPressを使うことができるので、サイトの開発などで便利です。
今回の記事がお役に立てればと思います。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!m(_ _)m