グッピーの飼育「エアレーションは必要か?」
熱帯魚の飼育にエアレーションは必要なのでしょうか?
今回は、エアレーションについて詳しく紹介します。
まず、以下のような状況で熱帯魚を飼育している場合は、エアレーションが必要だよ。
- 飼育数が多い
- ろ過が追いつかない
- 水温が高い夏場
- 病気治療の薬浴中
- ろ過装置が無い
エアレーションとは?
エアレーションとは、「水槽水内の溶存酸素量を高める為、エアーポンプを使って水中に空気を送り込むこと」でブクブクと呼ばれています。
エアレーションのメリット・デメリット
メリット
- 酸欠防止になる
- 夏場の水温を下げる
- 水面の油膜を解消する
- 水流を作る
- バクテリアが活性化する
デメリット
- 水はねが起こり、水しぶきが飛散し周りが濡れてしまう
- 冬場の水温が低下しやすい
- エアーポンプの音・振動音が気になる
- 水の流れる音が気になる
水はね対策
トットバブルストッパー(透明なプラ箱)を取り付けて飛沫を防ぎます。
エアレーションの方法
▼投げ込み式フィルター。画像はメダカの水槽で使っているものです。
エアーストーンを使って「ぶくぶく」させるやり方以外にも、投げ込み式フィルターでろ過しながらエアレーションすることもできます。
投げ込み式フィルターについては、「グッピーの飼育「投げ込み式フィルターのメンテナンス」」の記事にて解説していますので、あわせてお読みください。
エアレーションが必要な場合
以下のような状況で飼育している場合、エアレーションの使用が必要となります。
- 魚の飼育数が多い
- ろ過が追いつかない
- 水温が高い夏場
- 病気治療の薬浴中
- ろ過装置が無い
魚の飼育数が多い
魚の数が多いと、水槽内の酸素が少なくなって酸欠になりやすくなります。
ろ過が追いつかない
ろ過装置の数が少なくて、ろ過能力が追い付かない場合、エアレーションが必要になります。
また、停電などでろ過装置が止まってしまった場合に備えて、電池式エアーポンプを用意しておくと安心です。
グッピー飼育における停電対策については、「グッピーの飼育「停電対策」」の記事にて解説しています。
水温が高い夏場
水槽が高温の場合、酸欠になりやすくなります。必要に応じて冷却ファンと併用するなど、暑さ対策の工夫をしましょう。
暑さ対策については、「グッピーの飼育「夏の暑さ対策」【初心者でもできる】」の記事にて詳しく解説しています。
病気治療の薬浴中
病気の魚を薬浴している場合、エアレーションが必要になります。
ろ過装置が無い
ろ過装置を持っていない場合は、念のためエアレーションをしておくと酸欠防止になり、魚のストレスが軽減します。
エアレーションを使用した飼育の注意点
- 水流が強くならないように調節する
- 気泡が小さいエアーストーンを使用する
- 故障時に備え、予備の本体や部品を準備する
まとめ
グッピー水槽にエアーストーンを使ったエアレーションは絶対に必要というわけではありませんが、万が一問題が発生した場合に備えておくと安心です。
エアレーションは上手く利用すれば、想像以上の効果を発揮してくれます。エアレーションを設置することで、熱帯魚を健康に飼うためのメリットが沢山あります。
必ずしも必要な設備ではありませんが、余裕があればぜひ設置したいですね。