行田の「古代蓮の里」約12万株の古代蓮が咲き誇る景色と田んぼアート
夏といえば、ハスの花に鮮やかな黄緑色の田んぼ・・・と思い浮かぶかもしれません。ですが、実はハスの花と田んぼを両方見ることができる場所があります。
今回は埼玉・行田市の見どころスポットをご紹介いたします~。
今回紹介するのは、
- 行田の古代ハス
- 田んぼアート
の2つです。
この2つはいずれも、「古代蓮の里」で見ることができます。
古代蓮の里へのアクセスは、古代蓮の里HP(外部サイト)を参照してください。
行田の古代ハス
行田の古代ハスとは、「古代蓮の里」で植えられている花です。この花は約1400~3000年前にあったハスであるとされており、大昔の頃の行田は多くの水生植物が茂っている湿地だったそうです。
1971年(昭和46年)に新たな焼却場施設を建設した時、焼却場施設の造成工事によってできた穴がそのまま池になり、それによってほぼ同じ場所に埋まっていたハスの実が発芽し始めました。その後、1973年(昭和48年)に古代ハスはどんどん成長し、7月13日に古代ハスの花が開花したのです。
なお、現在「古代蓮の里」にある古代ハスは、元々の自生地から移植されたものとなっています。
古代ハスは6月下旬~8月上旬が基本的に花の見ごろを迎えます。
ハスの花の開花について
では、ハスの花は実際どのようにして咲くのでしょうか。
1日目:朝6時頃には花が少し開く。約3~4cm開いたのち、8時頃にはつぼみに戻る。
2日目:早朝に咲き、朝7~9時頃には満開のピークを迎える。昼頃にはつぼみに戻る。
3日目:2日目と同様に満開になる。花が閉じ始めてもつぼみには戻らない。
4日目:朝7時に完全に花が開き、その後花びらが散り始める。昼頃には花びらが完全に散った状態になる。
開花1日目
朝6時頃には花が少し開きますが、約3~4cm開いたのち、8時頃にはつぼみの状態になります。
開花2日目
早朝に咲き、花にもよりますが朝7~9時には満開のピークを迎えます。
この時、ハスの花から心地よい香りがするので、ハスの花を見たい時はこの日のタイミングがオススメです。昼頃にはつぼみの状態になります。
開花3日目
2日目と同様に満開になります。この時、花の色は少し薄くなります。
また、花が閉じ始めても完全につぼみ状態には戻りません。
開花4日目
朝7時には完全に花が開き、その後は花びらが散り始めます。
昼になる頃には全ての花びらが散った状態になります。
ハスとスイレンは別の仲間
ちなみに、「古代蓮の里」でもスイレンが咲いている場所があります。こちらは6月頃には可憐な花をきれいに咲かせます。
そのためか、「ハスとスイレンは同じ仲間だ」と思いがちですが、ハスとスイレンはそれぞれ別の仲間です。
詳しくは「スイレンとハスの違いとは?特徴と見分け方」記事に解説していますので、そちらをお読みください。
実は、私も以前まではハスとスイレンは同じ仲間だと思っていたことがありました。。。(^_^;)
行田の古代ハスだけでない!様々な他のハスも見られる
「古代蓮の里」は行田の古代ハスだけではありません。
南駐車場近くにある「世界の蓮園」では、様々なハスの花を楽しむことが出来ます。古代ハスと見比べて、ハスの奥深い世界を感じてみてはいかがでしょうか。
田んぼアート
行田市の「田んぼアート」は、世界最大級を誇る取り組みの1つです。
「田んぼアート」は、名前の通り田んぼをそのままキャンバス代わりとして用い、カラフルな稲をたくさん植えて、文字やイラストレーションをそのまま表現した田んぼのことです。
行田市における「田んぼアート」は2008年に開始して以来、毎年多くのボランティアなどによって田植えが行っています。
オリジナルのイラストレーションの他、映画『のぼうの城』や、テレビドラマ『陸王』などのコラボ企画による「田んぼアート」も実施されています。
また、2015年にはギネス世界記録として認定されており、ますます注目を浴びるのではないかと思います。
なお、実際に田んぼアートを見るには、「古代蓮の里」敷地内の「古代蓮会館」にある展望台から見る必要があります(下の画像の右に見える搭のような建物が展望台です)。
展望台では過去の田んぼアートの作品や、「古代蓮の里」のほぼ全体を見ることができます。
田んぼアートの見ごろはいつ?
田んぼアートの見どころは以下の通りです。
- 基本的な見どころ:7月中旬~10月中旬まで
- 立体的な田んぼアートの見どころ:10月下旬頃に稲刈り後、11月中旬まで
まとめ
というわけで、今回は「行田の古代ハス」と「田んぼアート」をご紹介しました。
いずれも行田市では有名な見どころスポットです。シーズン時の休日は昼頃には混み合うことが多いので、古代ハスを含めてゆっくりと鑑賞したいなら朝早く行くのがオススメです。