うるう年とは?仕組みと計算方法を分かりやすく解説!
うるう年は「4年に1度に迎える」ことや、「オリンピックの年」であることは誰でも知っていますが、そもそも「うるう年って何?」と疑問を抱く方も多いですよね。
実は、うるう年は必ずしも「4年に1度」になるとは限らないのです。
そこで、今回は、「うるう年の仕組みと計算方法」を分かりやすく解説していきます。
うるう年の仕組み(簡単に解説)
うるう年とは
- 大陽暦(西暦)において、4年に1度、1日増やして時間を調整した年
- 古代ローマでは3月を年の初め、2月を年の終わりの月としていた
- 必ずしも「4年に1度」迎えることは限らない
計算方法
※その年がうるう年かどうかを、4→100→400の順に割り算で計算
- 4で割り切れない場合・・・平年
- 4で割り切れる→100で割り切れない場合・・・うるう年
- 4で割り切れる→100で割り切れる→400で割り切れない場合・・・平年
- 4、100、400全て割り切れる場合・・・うるう年
では、次の項目から「うるう年」について、もう少し詳しく解説していくよ~。
うるう年とは何?
うるう年とは、太陽暦(西暦)における時間軸を調整するために、4年に1度、1日増やした年のことを指します。
古代ローマでは、3月を年の初めの月、2月を年の終わりの月としていたため、1年の最後の月であるように、2月をうるう年として設定したといわれています。
ただし、4年に1度に1日増やしても、1年につき11分の時間が増えてしまうことになるため、16世紀頃に「西暦の年が100で割り切れるが、400で割り切ることができない」というルールを設けています。
うるう年を英語で表すと?
うるう年を英語で表すと「leap year」となります。「leap」は、「跳ぶ」の意味を表しています。
次回のうるう年は何年?
先ほど説明した通り、「4年に1度」に1日時間を増やすため、次回のうるう年は「2024年」となります。
うるう年の計算方法を解説
この項目では、うるう年の計算方法について解説していくよ。
うるう年は、以下の方法の順で計算していきます。
- その年が4で割り切れない場合は、平年となる
- その年が4で割り切れるが、100で割り切れない場合は、うるう年となる
- その年が4と100で割り切れるが、400で割り切れない場合は、平年となる
- その年が4、100、400全て割り切れる場合は、うるう年となる
400年経過すると、3日間分の時間が増えるため、上記の計算方法でうるう年を3回分減らすことにより、暦の時間軸を細かく調整していることが分かります。西暦が2100年・2200年・2300年がうるう年に当たらないのはそのためです。
つまり、必ずしも「4年に1度」がうるう年を迎えることはならないのかぁ。
2月29日が誕生日の場合は?
ところで、うるう年の2月29日が誕生日の場合はどうなるでしょうか?
日本では民法により、誕生日の前日である24時ぴったりに1歳年を取ることが定められているため、うるう年の有無に関わらず誕生日が過ぎる、ということになります。
まとめ
というわけで、今回は「うるう年の仕組みと計算方法」を解説しました。
うるう年は必ずしも4年に1度になるとは限らない、というルールがあることは私も初めて知りました。今回の記事が参考になれば、と思います。