御朱印に関する基礎知識
今回は、御朱印のもらい方、御朱印帳の購入方法など初心者向けに分かりやすくご紹介します。
御朱印とは何?
御朱印とは、神社やお寺にお参りしたときに、証(あかし)として押印される印章印影のことです。
御朱印をもらうメリット
知識が増える
- 歴史や文化を学べる
思い出、記録になる
- 御朱印は日時も入るし自分自身の記録、旅の想い出になる
御朱印をもらうデメリット
費用がかかる
- 御朱印を何種類も頂く(1枚の相場が300円〜500円)
- 魅力的デザインの御朱印帳、オリジナル御朱印帳など何冊も購入してしまう(1冊1500円~3000円)
- 自宅から遠いと交通費がかかる
時間がかかる
- 移動に時間がかかる
- 人気の御朱印は頂くまで並んで何時間も待つことになる
御朱印のいただき方
参拝を終えてから御朱印をいただきます。
先に御朱印帳を社務所にあずけて、参拝する神社もありますが、数は少ないです。
御朱印を依頼する時
「御朱印をお願いします。」と、御朱印をいただくページを開いてお渡します。
御朱印帳を係りの人に渡すときには、カバーなどは必ず外しましょう。
御朱印を書いている時
御朱印帳をいただいている際は静かに待ちます。書き手や手元を撮影しないように!
御朱印を受け取るとき
「ありがとうございます。」と、感謝の言葉を伝えます。
御朱印代について
御朱印代はだいたい300円~500円のところがほとんどです。お釣りが出ないよう、予め小銭を用意しておきます。
御朱印の1ページ目は使う?伊勢神宮用にとっておく?
「最初のページは伊勢神宮の御朱印を頂くために開けておく」との考え方がありますが、特に厳密な決まりはないようです。
御朱印帳はどこで買う?
神社やお寺、文房具店、書店などで売っています。
御朱印帳の一般的サイズは?
大きさは2種類あります。(約16㎝×11㎝・約18㎝×12㎝)
迷ったら大きめのサイズを選んでおけば安心だよ!
御朱印帳は「蛇腹式」「紐綴じ式」「ブック式」?
御朱印帳は、大きく分けて「蛇腹式」「紐綴じ式」「ブック式」の3つがあります。
蛇腹式
一枚の長い和紙を折りたたんで一冊になっていますので、広げれば一目で全体が確認できます。書く人が書きやすいです。
裏写りしにくい和紙を使用していますので裏側も書くことができますが、裏写りする可能性があります。
裏写りが心配な方は片面だけ使用してもよいでしょう。また、書置きを張ってしまうこともできます。
紐綴じ式
本のように紐で綴じてあるタイプの御朱印帳です。紐をほどけば御朱印の入れ替えもできます。
ブック式
本のようになっています。記入する際に折り目が付いてしまいます。
以上の3つのタイプがありますが、店舗や神社、お寺で買うにしても、蛇腹タイプの御朱印帳が多いです。好きなほうを使えば良いと思います。
神社とお寺、御朱印帳は分ける?分けない?
御朱印帳は分ける、分けないは明確なルールはないようですので、自分が管理しやすいほうでよいと思います。
御朱印帳を一緒にする場合のメリット・デメリット
メリット
- 参拝した順に時系列で御朱印が並ぶので記録になる
- 持ち運びが楽
デメリット
- 御朱印をいただけない場合がある
御朱印帳を別々に分ける場合のメリット・デメリット
メリット
- 管理がしやすい
- 御朱印を断られる心配がない
デメリット
- 神社とお寺、両方お参りする時は2冊持つことになるので持ち歩きがちょっと大変
御朱印帳を忘れてしまった場合
書置きの御朱印を頂くといいと思います。書置きがなければ半紙の御朱印を頂くことも可能です。
あとは手持ちの御朱印帳に貼り付ければよいと思います。
御朱印をノートや紙に書いてもらうのはダメ!
必ず御朱印帳を用意し、手持ちの手帳やノートで代用するのは避けましょう。
御朱印帳の持ち運び方
そのままカバンに入れたりすると、汚れたりカドが破損したりします。出し入れが少し面倒ですが、御朱印帳を保護するために半透明なビニールカバーに入れるとよいでしょう。
また、専用の御朱印帳袋などもあります。
クリアファイル(A5サイズ)を持っていると、書き置きの御朱印を入れることができます。
御朱印帳は大切に保管する
- 神棚や仏壇に置く
- 埃がたからないように専用の入れ物に入れる
御朱印のはさみ紙保管
御朱印をいただいた際に隣のページに滲みが移らないよう、付けてくださる和紙についても、100均クリアブックに保存するとよいでしょう。
まとめ
御朱印のもらい方は難しくありません。何時からでも始めることはできます。
マナーを守り、気持よく御朱印めぐりをしてみてはいかがでしょうか。