腕時計が加水分解する原因と、加水分解を防ぐ方法
腕時計において、いつか避けることのできない「加水分解」。腕時計は決して高い買い物ではありませんが、せっかくのお気に入りの腕時計が加水分解してダメになってしまった経験はありませんか?
残念ながら、絶対に加水分解しない腕時計はありません。しかし、腕時計に付いた水分などを拭くことなどのお手入れをすることで、腕時計が加水分解してしまうのを防ぐことができます。
今回は、「腕時計における加水分解の原因と、加水分解をできるだけ防ぐ方法」について解説していきます。
加水分解とは?
加水分解とは、ある化学物質と水が化学反応し、それが原因で分解が起こることをいいます。
腕時計における加水分解の原因
腕時計における加水分解の原因は、以下の3つが挙げられます。
- 長期使用による外装ベゼル部分や腕に付けるバンドの劣化
- 腕時計に水分や油分が付いたまま使用していた
- 湿気の多い場所に保管していた
腕時計は高温多湿に弱いため、高温で湿気の多い場所に保管すると、加水分解を早めてしまう原因にもなりますので、長期保管する際は気を付けましょう。
昔、親が買ったシチズン製のメジャーリーグウォッチ。ドレッサーの椅子の中に長期間保管していたため、バンド部分が完全にボロボロになってしまい、触るとかなりベタベタとしていました(汗)
加水分解を防ぐには?
今使っている腕時計から加水分解を防ぐ方法は以下の3つです。
- 定期的に水分が付いていないか確認する
- 防水の場合は、定期的に水洗いを行う
- 保管する場合は専用ケースに入れ、高温多湿のない場所に収納する
よく身につける腕時計の場合は、防水性であれば水洗いをすればキレイになりますが、防水でない物の場合はタオルなどでしっかりと拭くだけでOKです。
ディスプレイ用やコレクションとして大事に取っておきたい腕時計の場合は、極力専用ケースに入れ、高温多湿や直射日光が当たらない場所に保管しておきましょう。
まとめ
というわけで、今回は「腕時計における加水分解の原因と、加水分解をできるだけ防ぐ方法」について解説しました。
腕時計を定期的にお手入れしていれば、加水分解をある程度防ぐことができます。愛着のある腕時計が加水分解に遭わないように、しっかりと対策を行っておきましょう。