『休日おでかけパス』より50円安い『のんびりホリデーSuicaパス』の紹介
磁気式切符での『休日お出かけパス』は、2019年9月1日からSuicaで使えるフリーきっぷ『のんびりホリデーSuicaパス』が増えて便利になりました。磁気式切符『休日お出かけパス』については今まで通りです。
今回は、ICカードで東京近郊のJR線が1日乗り放題のフリーきっぷ『のんびりホリデーSuicaパス』をご紹介します。
※2023年8月20日追記:古くなっていた情報を更新しました。
『のんびりホリデーSuicaパス』とは?
『のんびりホリデーSuicaパス』は、Suicaで利用対応できる東京近郊のJR線に1日乗り放題ができるフリーきっぷです。
- 利用期間:土休日および4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12/29~1/3の毎日
- 発売期間:通年
- 有効期間:1日
- きっぷの効力:フリーエリア内の普通列車(快速含む)普通車自由席、東京臨海高速鉄道線(りんかい線)全線、東京モノレール線全線が乗り自由
- 特急券を別に購入することで、フリーエリア内の特急列車に乗車可能
- 指定席券やグリーン券を別に購入することで、指定席やグリーン席(普通列車グリーン車含む)に乗車可能
- 発売箇所:フリーエリア内のJR東日本の駅の指定席券売機・多機能券売機・自動券売機、モバイルSuicaアプリ
- 発売額:大人2,670円、小児1,330円(モバイルSuicaは大人料金のみ)
※価格は2023年8月現在となります。
有効期限について
先ほど記載した通り、有効期限は1日限り利用できます。
ただし、『のんびりホリデーSuicaパス』を利用して電車に乗っている間に日付が変わった場合は、以下のように適用されます。
※乗車中に日付が変わった場合、有効期間終了日の翌日のみ、改札を出場しない限りご利用可能です。なお、一部のエリア(東京電車特定区間内)においては、最終電車まで有効となります。
フリーエリアについて
『のんびりホリデーSuicaパス』で使えるフリーエリアは、久留里線木更津~上総亀山間を除き、「休日おでかけパス」のフリーエリアと同じエリアで乗車できます。
「休日おでかけパス」との違い
基本的には、ほぼ『休日おでかけパス』と同じです。購入も『休日おでかけパス』と同様に購入できます。
- ICカードタイプのSuica
- モバイルSuica
のいずれかで利用できます。磁気式の切符とは違い、フリーエリア外に乗り越してもチャージ残高から自動精算されます。
なお、新しくSuicaを発行する場合、フリーパス代金に加えてSuicaデポジット代500円が必要になります。(2023年8月20日追記:2023年8月現在は半導体不足のため、Suica定期券発行を除き、ICカードタイプのSuicaの新規発行は一時中止されています。)
「休日おでかけパス」より50円安い価格ですので、磁気式のフリーパスより少しお得になります。
久留里線木更津~上総亀山間はフリーエリア外となります。
また、新幹線の利用はできません。
フリーエリア外の駅でも『のんびりホリデーSuicaパス』は購入できる?
ICカードタイプのSuicaのみ、フリーエリア外では原則『のんびりホリデーSuicaパス』を買うことはできません。
エリア外から来る場合は、一度エリア内に入ってから購入する必要があるので注意しましょう。
モバイルSuicaではフリーエリア外でも購入することができます。
『のんびりホリデーSuicaパス』が使えないSuicaは?
以下のSuicaは利用できません。
- 定期券等利用中のSuica
- クレジットカード等と一体になった一部のSuica
有効期限が過ぎた後はどうなる?
有効期限後も基本的には文字は消えず、そのままフリーきっぷとしての効力がなくなるだけです。同様のIC乗車券を後日また入れる場合は書き換えられます。
みどりの窓口に行けば、使用後印字を消してもらうことも可能です。普通のSuicaとしてはその後も利用できます。
まとめ
『のんびりホリデーSuicaパス』は『休日おでかけパス』に比べ使い勝手が便利になりましたが、新幹線が使えないなど、一部の仕様は異なる部分もあります。
利用する場合は『休日おでかけパス』との違いを理解し、どちらがお得になるかよく考えたうえで活用していくことがオススメです。