
今回は、『南伊豆フリー乗車券』と『青春18きっぷ』の違いをくらべてみました。南伊豆へのお出かけの時に参考になれば幸いです。


目次
比較した内容
今回は以下の内容で『南伊豆フリー乗車券』と『青春18きっぷ』を比較してみました。
- 値段
- 利用できる期間
- 有効期間
- 1枚ごとに別々に使えるか
- 当日購入した切符をその場で使えるか
- フリーエリア
- 普通列車のグリーン車・指定席に追加料金で乗れるか
- 特急や新幹線に料金を追加して乗車できるか
- JR以外の路線のフリーエリア

それでは、1つひとつ見ていくよ~
値段
南伊豆フリー乗車券
東京都区内:大人6270円、子供3130円
横浜市内:大人5950円、子供2970円
小田原:大人4490円、子供2240円
青春18きっぷ
5口ひとまとめで12050円、1口2410円(子供料金なし)
※2020年8月現在
『南伊豆フリー乗車券』は東京都内の駅、横浜市内の駅、小田原駅からの購入によって販売価格が変わってきます。
『青春18きっぷ』は年齢制限がないため、子供料金はありません。
利用できる期間
- 南伊豆フリー乗車券:2021年3月31日まで
- 青春18きっぷ:春3/1~4/10、夏7/20~9/10、冬12/10~1/10
『青春18きっぷ』では期間が固定されています。
有効期間
- 南伊豆フリー乗車券:1枚で1人1日
- 青春18きっぷ:1口で1人1日
1枚ごとに別々に使えるか
- 南伊豆フリー乗車券:使える
- 青春18きっぷ:使えない。グループで使うときは同一行程が条件
『南伊豆フリー乗車券』では1人1枚で使うことができますが、『青春18きっぷ』では5回分で1枚になっているため、別々に使うことはできません。1枚で最大5人まで使うことはできますが、グループで使う場合は同一の行程で入ることが必要になります。
当日購入した切符をその場で使えるか
- 南伊豆フリー乗車券:使えない。利用日の前日までに購入が条件
- 青春18きっぷ:使える
『南伊豆フリー乗車券』の当日販売はしていませんので、利用日の前日まで購入する必要があります。
フリーエリア
- 南伊豆フリー乗車券:伊豆急行線・東海バスの一部路線
- 青春18きっぷ:全国にあるJRの普通路線と、一部第3セクターに通過特例
普通列車のグリーン車・指定席に追加料金で乗れるか
- 南伊豆フリー乗車券:グリーン車の自由席と指定席、普通車指定席、いずれも可能
- 青春18きっぷ:グリーン車の自由席と普通車指定席は可能。グリーン車指定席は不可
『南伊豆フリー乗車券』は指定席グリーン車にも乗車できますが、『青春18きっぷ』では指定席グリーン車に乗車することはできません。
それ以外の自由席グリーン車と普通車指定席は、どちらでも乗車できます。
特急や新幹線に料金を追加して乗車できるか
- 南伊豆フリー乗車券:フリーエリア内までの往復間、かつ東海道線経由であれば、特急や新幹線を含め、どの席でも組み合せが可能。ただし、東海道新幹線は、東京~品川区間、かつ東京都区内発のみに限る
- 青春18きっぷ:一部例外はあるが、自由席に料金がかかる列車は基本的に不可
JR以外の路線のフリーエリア
- 南伊豆フリー乗車券:伊豆急行線・東海バスの一部路線
- 青春18きっぷ:なし。ただし、第3セクターの一部路線について、途中下車せず通過するだけなら乗車できる特例がある
『青春18きっぷ』では基本的にJRの普通路線のみとなっているので、私鉄では使えません。ただし、一部の第3セクター路線については通過のみ特例で乗車できます。
『南伊豆フリー乗車券』と『青春18きっぷ』の比較表

全ての比較を以下の表にまとめてみたよ!
南伊豆フリー乗車券 | 青春18きっぷ | |
値段 |
| 5口ひとまとめで12050円、1口2410円(子供料金なし) |
利用できる期間 |
|
|
有効期間 | 1枚で1人1日 | 1口で1人1日 |
1枚ごとに別々に使えるか | 使える | 使えない |
当日購入した切符をその場で使えるか | 使えない | 使える |
フリーエリア |
|
|
普通列車のグリーン車・指定席に追加料金で乗れるか | グリーン車の自由席と指定席、普通車指定席、いずれも可能 | グリーン車の自由席と普通車指定席は可能。グリーン車指定席は不可 |
特急や新幹線に料金を追加して乗車できるか | フリーエリア内までの往復間、かつ東海道線経由であれば、特急や新幹線でもOK(東海道新幹線は、都区内発の東京~品川区間のみ) | 自由席に料金がかかる列車は基本的に不可(一部例外あり) |
JR以外の路線のフリーエリア |
| なし(第3セクターの一部路線について、途中下車せず通過するだけなら乗車できる特例あり) |
まとめ
というわけで、今回は「『南伊豆フリー乗車券』と『青春18きっぷ』の違い」をまとめていきました。
私の場合はハイキングでよく利用していますが、時期や場所に応じてフリー乗車券を使い分けています。また、『青春18きっぷ』は5回利用となるので、すべて使わなければ割高となってしまいます。
ですから、無駄がないように金券ショップを利用することもあります。
『青春18きっぷ』と『南伊豆フリー乗車券』では利用できる範囲やルールが全く違うので、用途に合わせて使い分けることをおすすめします。